マザーテレサの言葉より

先日多治見・セラミックパークで行われた
ヨーガ療法士前期養成講座(YIC)のテーマのひとつは
カルマ・ヨーガでした。

講座では、最新の知見に基づくヨーガ療法の理論や技法と同時に
療法士自身の心を涵養する、伝統的な教えを学びます。

さて、本日のテキストの1ページには
とても含蓄のある文章が載っていましたので、少しご紹介いたします。

~あなたの中の最良のものを~ マザー・テレサ
人は不合理、非論理、利己的です 
 気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
 気にすることなく、善を行いなさい
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
 気にすることなく、やり遂げなさい
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
 気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
 気にすることなく、正直で誠実でありつづけなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
 気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
 気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい
たとえそれが十分でなくても
 気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい
最後に振り返ると、あなたにもわかるはずです
 結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです
 あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです

これはケント・キースという方が語った言葉だそうですが、
マザーテレサが引用しているそうです。
マザーの行為は、バクティ・ヨーガの講義時に必ずといっていいほど紹介されますが
今回のようにカルマ・ヨーガの一端を理解するのにももってこいです。
上記の行為はマザーの行為の姿勢そのものです。

特に最後の一節、
“結局は全てあなたと内なる神との間のことなのです
あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです”
この部分はマザー自身の言葉なのだそうです。

この部分がなければ、素通りしてしまいそうな言葉たちですが
この一節があるからこそ、文章全体に力が吹き込まれるような感じがします。

“すべては神と私との間のこと”
“すべてのカルマの中に神をみること”
これこそマザーの行為すべての根底にあるものなのですね。

汝の能力とは行為をすることだけにあり、行為の結果を要求することにはない。
従って、行為の結果を動機として行為してはならない。
同時に無為に捉われてもならない (バガヴァッド・ギーター 2章47節)

結果を気にせず行為する ー中々出来ることではないような気がします。
誰と話をしていても、他人から見る目を気にする自分がいる。
保身したり、自分で自分に言い訳してるなぁと思うこともたびたび・・・・

行為から「自分」を無くすことは難しいですが、
それでも何もかもが“神様と私との間のこと”と思うことができれば
カルマ(行為)への思いは変わりそうに思われますし、
それこそが結果を捨てられる唯一の方法なのかもしれません。

最後に、11月5日の中日新聞の一面、「中日春秋」の言葉を紹介します。
 
「てのなかにうつくしいていねん(諦念)をにぎりしめて いきていこうとおもう。
うつくしいていねんは しんじつそのものです。
くるしみのなかで ひかりかがやいています。

てのなかにあるしんじつは さいわいそのものです
のぞめばいつでもてにはいりますが だれもこのことはしりません。
なぜなら にんげんは つねにらくなみちのほうをこのむからです。
いきるということは くなんとなかよくしていくことなのです。」

この文章は、15歳の少年の言葉です。
この少年は1歳前に、マンション5階から転落して、動くことも話すこともできなくなりました。
でも、彼の目のが輝く瞬間があったのだそうです。
そして彼が13歳の時、指先の微細な動きをひらがなに置き換える装置で
その目の輝きが言葉に変換され始めたのです。
彼はその後、16歳で亡くなったそうです。

自分の運命をどのように受け止めるのか。
そこには誰もが小さな諦念を抱くのだと思います。
その諦念を美しいと感じる心。
諦念を真実そのものと受け止める心。
さらにはそれが幸いそのものだと受け止める心。

それがこの幼く、身動きの出来ない少年が持つ心です。
それぞれのカルマを生きる私たちは、それをどう受け取るのかで
自分の人生の印象が大きく変わってきそうです。

カルマヨーガを学んだ日はいつも心の底にふっと力がみなぎる感じがします。
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プロフィール

愛岐ヨーガ

Author:愛岐ヨーガ
愛知、岐阜でヨーガ療法(ヨーガ・セラピー)の
活動を行っています。
お問合せは、お気軽にどうぞ。
aigiyoga@gmail.com

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